ロスカット

 

外国為替証拠金取引は、元本保証品ではありません。FXの特色となっている、レバレッジをかけている状態では、相場が急激に変動してしまった場合には、大きな損失となってしまいます。ロスカットはそんな損失をなるべく抑える仕組みがあり、それを自動ロスカットや強制ロスカットといいます。

 

自動ロスカットは、証拠金の20%〜30%になると、ポジションの1部または、すべてを決済してしまうルールになっているのです。ロスカットは強制的に行われるものもありますが、警告のメールなどで知らせてくれる会社もあります。

 

ロスカットはポジションの決済などが行われることがありますが、ロスカットの基準はFXの取引会社によって設定が行われるようになっています。証拠金を基準にしている会社が多いようですが、証拠金がある一定の割合に対して、下回った場合に自動的にロスカットが実行されるようになっています。

 

同じFX取引会社でもコースによってロスカットの基準が異なってくることもありますので注意するようにしましょう。ロスカットを防ぐ制度があります。FX取引業者は、マージンコールと言う制度があります。マージンコールは取引に必要な保証金が、一定の割合を下回った場合にメールなどで知らせてくれるシステムとなっています。

 

マージンコールが発生してしまう状況は、ロスカットの執行が近まっているという意味となっています。そのことをきちんと頭に入れておく必要があります。

 

上手にロスカットが出来るか出来ないかによって、最終的にFXでの儲けの差が出てきます。強制ロスカットはイメージとしてはよくないと言われています。投資家の資産以上の損失を防ぐためにはとても重要な仕組みとなっています。

 

強制ロスカットの基準をきちんと自分で把握しておく必要があります。基準を知ることで自分なりに対処していくことが可能なのです。強制ロスカットを避ける必要がありますが、避ける方法としては証拠金を追加することで防ぐことが可能となっていますので、よく考えるようにしましょう。